(カリフォルニア州リバーサイド、2014年4月14日) - 電子コンポーネントのリーディング・メーカーおよびサプライヤーであるBourns は本日、同社の業界をリードするポートフォリオに信号およびデータ回線アプリケーションのための新サージ保護機器(SPD)を加えることを発表した。Bourns® モデル1840と指定された新装置は、過酷な使用に耐えるMSP® 多段式保護装置で、有害なサージ電圧および電流から高感度回路およびコンポーネントを保護するために設計されている。新モデルは、超高速反応および低い制限電圧を特徴としており、コンピュータ、データ通信、器具類、放送用および産業用制御機器に関する信号およびデータ回線を保護するのに最適である。Bourns® モデル1840は、作業電圧5、12、24 Vをサポートし、4~20 mA および50 mA 計装ループおよびRS-232、RS-422、RS-423 およびRS-485 EIA インターフェイスと直接接続して用いることができる。
「Bourns は、高感度電子部品用に信頼できる保護を提供するために8/20 μS 電流波形の10,000 Aを超える複数の破壊的サージ電流から信号およびデータ回線をシールドするために新サージ保護装置を設計しました」とBourns, Inc. 製品ライン・マネージャーのKurt Wattelt 氏は述べた。「カスタマーにさらなるレベルの保護を提供することにより、Bourns の新SPD は、大サージ電流が流れた時にも低ピーク制限電圧を提供するように設計されており、そのため新モデルは他に類をみないほど堅牢になっています」
Bourns の革新的な第3段固体防護装置は、ナノ秒以下でサージの先端部を遮断する機能を果たしている。その後数マイクロ秒のうちに、第一段階の共通チャンバ型3電極ガス放電管(GDT) が始動し、短絡させてサージエネルギーの多くを大地へ放出する。また、新モデルは重要な第二段階においてBourns® TBU® 高速防護装置 (HSP)を用いている。300 mA を超える電流が防護装置を通ると、TBU® HSP が素早く高インピーダンスに推移し、有害な電圧および/または電流が防護された機器に損害を与えないよう隔離する。GDT 防護装置はサージが通過し、線間電圧が安全なレベルに戻るまで、短絡状態のままである。サージ事象後、TBU® は自動的に低インピーダンス状態へとリセットし、配線を通常稼働へと回復する。
Bourns® モデル1840は、耐振動スクリュー式クランプ端子を特徴とし、すべての平面および、DIN-1(TS-32)またはDIN-3(TS-35)レールに対し、簡便に据付および設置が可能である。また、新装置は耐火エポキシ充填ハウジングを施しており、ケーブルシールドが大地を通過するとともに、アースやアーク保護も可能である。
価格および在庫
Bourns® モデル1840は現在カタログ配布を通じて購入可能で、価格は各$120 です。詳細な製品仕様については、以下をご覧ください。www.bourns.com/docs/product-datasheets/1840.pdf