カリフォルニア州リバーサイド、2016年1月3日 ー 電子部品の大手製造業者およびサプライヤーである Bourns, Inc. は、本日、同様の製品の中でも最大の電流容量を持ち、現代の高密度、大容量のリチウムイオン (Li-Ion) バッテリーセルの保護ニーズに適合する、画期的なミニチュアリセッタブルサーマルカットオフ (TCO) 装置シリーズを公開した。新しいモデル AA シリーズでは、これまで Bourns が提供してきたミニチュアリセッタブル TCO の電流容量より 37 % 以上も大きい 14 A の電流を 60 °C で流すことができる。また、新しい保護装置では Bourns の以前の世代の TCO よりも 60 % 低減された極めて低いインピーダンス/抵抗 (最大 2 mΩ) を実現している。以前は 2 つのミニチュアリセッタブル TCO を必要とした大電流リチウムイオンバッテリーの設計では、コストと貴重な設計スペースが節約され、革新的なデザインと高精度の金属プレス技術により、AA シリーズ 1 つのみで保護要件を満たすことができるようになった。
技術の進歩により、より大型で、より高密度のリチウムイオンバッテリーセルが可能となり、低消費電力の部品が可能となった。「ノートパソコンだけではなく、電動バイクや電動ツール、消費者向けロボットやスマートグリッドに至るまで、今日のますます増加する電子機器では、バッテリーパックのセル数量の削減とその結果としての導入コストの削減の利点が求められている。お客様と緊密に連携することにより、当社は現行のミニチュアリセッタブル TCO ソリューションは、これらの大容量リチウムイオンバッテリーを適切に、効率的に保護することができないと気付きました。」とボーンズ株式会社の社長、吉村洋一氏は語った。「Bourns では、バッテリーが安全で高い信頼性を持つだけではなく、小型で費用対効果が高くなるように、必須となる大電流過熱保護を提供するモデル AA シリーズを設計しています。」
過熱と過電流保護ソリューションのパイオニアとして、ボーンズ株式会社 (旧小松ライト製作所) は、2000 年に初めての商用ミニチュアリセッタブルサーマルカットオフ装置を設計し、2015 年に総出荷数約 20 億台にまで急成長し、市場シェア首位になった。同社は、さらなる革新的技術を含む確立されたロードマップにより、精密金属プレス技術や小型化、大電流容量設計における優位性を保持し続けている。
価格と在庫状況
現在、Bourns からモデル AA シリーズをお求め頂けます。モデル AA72A10 は 3,000 個単位で 0.73 ドル (参考価格)。最新のミニチュアリセッタブル TCO 装置の詳細情報は、以下をご覧ください。www.bourns.com/products/circuit-protection/mini-breakers