(カリフォルニア州リバーサイド、2016年5月10日) - 電子コンポーネントのリーディング・メーカーおよびサプライヤーであるBourns は本日、新型大出力超低抵抗電力検出抵抗器製品を発売した。Bourns は、省エネルギーでかつ検出性能を最大化することにより、大出力電子機器設計者の設計を支援する最新の電力測定装置を設計した。モデルCSS シリーズは、広い温度範囲における動作精度を保証する低抵抗温度計数(TCR)および、優れた長期安定性が特徴である。超低抵抗水準、低い温度機動力(EMF)および大出力操作能力により、これらの製品は、バッテリー管理システム、スイッチモード電源、電動機駆動などの各種産業用用途およびパワー・エレクトロニクス製品にとって理想的なソリューションとなっている。
「電流検出抵抗器は、高い測定精度を誇り、他のテクノロジーと比べた際に比較的低コストであるために徐々に普及しています」とBourns, Inc. 製品ライン・マネージャーのBrian Ahearne 氏は述べた。「Bourns は、設計者たちが電力検出抵抗器の電圧降下を監視し、電力を測定して回路の効率的な作動をサポートしなければならない状況で、大出力用途の高精度装置を利用できるように、この大電流検出抵抗器を設計しました。」
Bourns の新モデルCSS シリーズには、2端子と4端子の両方のオプションが準備されている。2端子モデルは、フットプリントサイズが異なる3製品(5930、3920、2512)によるラインナップである。4端子モデルは、きわめて精度の高い4ケルビン(K)抵抗測定を可能にする。合金電流検出素子により、低い温度機動力および、20~60 ℃の温度範囲で50 PPM/Cの低い温度係数が可能となっている。両シリーズオプションとも、0.5 mΩという極めて低い抵抗値を実現しており、カスタマーはさまざまな低抵抗値オプションおよび最大9 Wの出力定格より選択することができる。
Bourns はドイツのニュルンベルクで5月10~12日に開催されるPCIM Europe 2016 カンファレンスのホール7、Bourns ブース#430で、新シリーズの電力検出器を展示する。電流検出抵抗器に加えて、Bourns は各種磁気製品、Multifuse® PPTC リセット可能ヒューズおよびサイリスタサージ保護装置を展示する予定である。こうした各種ラインナップは、デベロッパーが今日の高度なパワー・エレクトロニクス要件を満たす上で必要なテクノロジーを提供する一方で、OEM 用に役に立つる「ワン・ストップ・ショップ」リソースを提供する。
価格および在庫
Bourns® モデルCSS2H-5930 シリーズは現在在庫があり、RoHS 準拠*です。参考価格として、モデルCSS2H-5930 は3,000個単位で各$0.556です。詳細な製品仕様については、下記をご参照ください。
www.bourns.com/products/resistive-products/current-sense-resistors